2020/03/21 17:05



花粉症の人にはつらい季節になりました。

週末主人の実家がある岩手県遠野にお墓参りに行ってきたのですが、山肌から黄色い煙がもくもくと上がっているのをあちこちで。
もう、その様子を見るだけで条件反射。
クチョクチョ・ムズムズがはじまります。

そんな花粉症に効く烏龍茶があるのかというご質問、この時期になると多くいただくので改めてこちらで取り上げてみようと思います。
(あくまでも、私個人の見解として書かせていただいております)


では、早速「凍頂烏龍茶は花粉症に効くのか?」



私がいつもお話させていただくのは、
「効くかもしれないし、効かないかもしれない」。
これまたムズムズなお答え。パッとしなくてすみません。。



というのも、凍頂烏龍茶の主な原料である「青心烏龍」という品種にある「メチル化カテキン」が花粉症に有効とのこと。
ただし、凍頂烏龍茶は南投県鹿谷郷の東に連なる山並に位置する産地の名前。
喜多方ラーメンや佐世保バーガー盛岡冷麺などと同じで、その地域で作られたお茶ということでこの名前で呼ばれてます。

その地域で作られたお茶ということなので、例えば翠玉などという花粉症に有効と言われている青心烏龍以外の品種でつくられている凍頂烏龍茶もあります。そうなると、「凍頂烏龍茶だけが花粉症に効く!」というのは少し違うかなと私は思っています。



ようは、効果にばかり目をむけてしまってはお茶そのものの楽しみが見えなくなってしまうのはあまりにも残念すぎる。「これで効いたらもうけもん!」ぐらいの感じでおいしく楽しんでいただくのが一番大事なことだと思います。